チッチ監督の戦術評価にwiki経歴プロフィール【サッカーブラジル代表】

11月20日から開幕するカタールワールドカップ2022で、優勝候補にあげられている、「サッカー王国」ブラジルを率いるのが、チッチ監督です。

ロシアワールドカップ2018の南米予選で、予想外の苦戦をし、出場圏外に落ちていたブラジル代表を、見事に立て直し、本大会出場を決め、カタールワールドカップ南米予選も危なげなく勝ち抜いた手腕は、見事としか言えません。

そんな、サッカーブラジル代表のチッチ監督の戦術評価や経歴をwiki風プロフィールを調査しまとめました!

目次

チッチ監督のwikiプロフィール

チッチ監督(本名:アデノール・レオナルド・ハッチ)は、1961年5月25日生まれ61歳。身長は184cmです。ブラジル・リオグランデ・ド・スル州カシアス・ド・スル出身の元サッカー選手で、現サッカー指導者。

現役時のポジションはMFで現役引退後、ブラジル国内の様々なクラブの監督を歴任し、コリンチャンスでは南米勢初のFIFAクラブワールドカップ優勝を果たしています。現ブラジル代表の監督。

カタールワールドカップ2022終了後、ブラジル代表監督を退任することを発表。

チッチ監督の経歴

チッチ監督は、2016年6月に、ロシアワールドカップ2018南米予選で6位と低迷している状態で、解任された元Jリーグジュビロ磐田所属で、日本でも馴染みのある闘将ドゥンガ監督の後を引き継ぎ、ブラジル代表監督に就任しました。

低迷していたブラジル代表を見事に立て直し、ロシアワールドカップ、カタールワールドカップと2大会連続でワールドカップ出場へ導いた名将です。

そんな、チッチ監督がブラジル代表監督になるまでどのような経歴だったのか、選手時代と指導者時代を見ていきましょう。

選手時代

チッチ監督は、1978年17歳の若さでブラジル国内でプロデビューしました。MFとして主にブラジル国内リーグで活躍し、エスポルチーヴォポルトゥゲーザカシアスグアラニなどのチームに所属していたようです。

その後、度重なる膝の怪我の影響により、29歳の若さで現役を引退し、指導者の道を歩み始めました。監督時代

監督時代

選手として引退した翌年の1990年に、グアラニー・ジ・がリバルディというチームの監督に就任し、指導者としてのキャリアをスタートさせました。

ブラジル国内のクラブチームを転々としていましたが、2007年、UAEのアル・アインからのオファーを受けて初めてブラジル以外で監督をしましたが、わずか5カ月で解任され、ブラジルへ戻ることになりました。帰国後は、インテルナシオナルの監督に就任し、1年後にまた、UAEのアル・ワフダの監督として、再度UAEに戻りましたが、こちらも短期間で帰国してきています。

帰国後は、2010~2013年、2015~2016年の期間、ブラジルの名門コリンチャンスの監督を務め、その後、ブラジル代表の監督としてカタールワールドカップ2022終了まで指揮をとる予定です。

チッチ監督は、クラブチーム、ブラジル代表監督として、様々なタイトルを獲得しています。最も際立つのが2012年FIFAクラブワールドカップにおいて、南米勢初優勝を果たした功績は多大です。

クラブチーム
  • ヴェラノポリス:ブラジル
  • リオグランデ州リーグセリエA2(1993)
  • カシアス:リオグランデ州リーグ1部2000)
  • グレミオ:リオグランデ州リーグ1部、コパ・ド・ブラジル(2001)
  • インテルナシオナル:リオグランデ州リーグ1部、コパ・スタメリカーナ、スルガ銀行チャンピオンシップ(2009)
  • コリンチャンス:ブラジレイロンセリエA(2011,2015)、コパ・リベルタドーレス、FIFAクラブワールドカップ(2012)、サンパウロ州リーグ1部、レコパ・スタメリカーナ(2013)
ブラジル代表

・コパ・アメリカ(2019)

色々なクラブチームを率いた経験が個性が強いブラジル代表選手を上手くまとめ上げています!

チッチ監督の戦術

チッチ監督の戦術は、昔ながらのブラジルサッカーと現代の組織的サッカーのいいとこ取りと言われることが多いです。

従来のブラジルサッカーといえば、個々の能力に頼りきった、特別な戦術のないサッカーが特徴で、一人で試合を決めれるような選手が数多く出てくる国ですので、攻撃的なサッカーをすることが多くみうけられました。

チッチ監督の戦術は、ネイマールやヴィ二シウスという一人でも試合を決めることが出来る選手を活かしながら、組織的な守備もするという戦術をとっているのです。

中盤で激しくプレスをかけ、ボールを奪い、素早くショートカウンター

中盤の守備的なポジションに、ファビーニョカゼミーロフレッジといった、ボール奪取能力に長けた選手がいるので、中盤の前の方から激しくプレスを掛けてボールを奪い、素早くショートカウンター攻撃に切り替えるという戦術を徹底しています。

ネイマールだけに頼らない攻撃

近年のブラジル代表は、ネイマールという圧倒的な個の存在が、際立っており、どうしてもネイマール頼みのサッカーになってしまう事が多い印象がありました。そうなってしまうと、強豪国との対戦の時には、ネイマールを完全に封じ込められる形となり、自分たちのサッカーができないまま、敗退してしまう事が多かったです。

チッチ監督は、そういった状況を打破するべく、若手や調子のよい選手を招集し、ネイマールだけに頼らない攻撃を構築していきました。

チッチ監督の評価

チッチ監督の評価として、よく語られるのが、選手との信頼関係を築くのが上手く、人心掌握に長けているという評価です。
ブラジル代表監督としても例外でもなくパリ・サンジェルマンで上手くいっていない時期に、記者から執拗に質問攻めにあっているネイマール選手を、チッチ監が記者会見で庇う発言をする等、選手の事を第一に考え、選手との信頼関係を大事にするというチッチ監督の素晴らしいエピソードがあります。

チッチ監督を、評価しているのは、ブラジルだけではなく、日本サッカー協会もチッチ監督の手腕は高く評価していたようで、条件面で実現はしませんでしたが、2014年ワールドカップが終わった後、チッチ監督に日本代表監督のオファーを出していたようです。

まとめ

ここまで、ブラジル代表のチッチ監督について、プロフィールや戦術、経歴等についてまとめてきました。プロサッカー選手としてデビューしてから怪我に悩まされ、29歳で現役を引退し、30歳という若さで指導者としてのキャリアをスタートしました。

指導者として、ブラジル国内の様々なクラブチームを指揮して、数多くのタイトルを獲得し、南米チームとしては初のFIFAクラブワールドカップ優勝という成果を上げたのです。

その成果が認められ、ブラジル代表監督となり、代表監督として最後の大会となるカタールワールドカップ2022で、優勝を目指して挑むことになるでしょう!

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