タールワールドカップ2022で、日本代表が予選リーグで対戦することになるスペイン代表に、若き天才プレーヤーがいる事を御存じでしょうか?
そのプレーヤーの名前は、ペドロ・ゴンザレス・ロペスといいます。この名前を聞いてピンとくる方は、よほどのサッカーマニアだと思いますが、登録名・愛称は、ペドリとなっており、昨年の東京オリンピックでの活躍は、少なからず日本の方々にインパクトを残したはずです。
そんな、スペイン代表の若き天才ペドリ選手の歴代背番号や個人成績、プレースタイルや年俸をこの記事ではまとめていきたいと思います。





ぺドリ(スペイン代表)の歴代背番号
ペドリ選手は、16歳という若さで、スペイン2部リーグのラス・パルマスでプロデビューを果たし、そこでの活躍が認められ、17歳から現在もスペインの名門バルセロナでプレーしています。
また、スペイン代表でも、18歳の若さで出場を果たし、昨年の東京オリンピックでも飛び級ながら主力として活躍をしました。ペドリ選手の背番号について歴代のクラブ、代表と合わせて見ていきたいと思います。
ラス・パルマス時代(2019~2020):28番
2018年5月、地方のクラブから引き抜かれる形で、ラス・パルマスのユースチームに加入したペドリ選手は、ユース年代でも素晴らしい活躍を見せていました。
ユース所属時に、スペインの名門レアル・マドリードの入団テストを受けましたが、不合格となるというエピソードもありますが、その才能は高く評価されており、2019年夏にトップチーム監督の要望で、弱冠16歳でトップチームと4年間のプロ契約を結んだのです。
バルセロナ時代(2020~2022→2022~):16番→8番
2019年9月、ラス・パルマスでの活躍に目を付けていたスペインの名門バルセロナが、2020年7月1日からペドリ選手が加入すると発表しました。
2020年8月20日に正式に加入すると、「すぐにレンタルに出されるであろう」という周りの予想を覆し、当時監督だったクーマン氏に才能を認められ、17歳ながらバルセロナでの定位置を確保したのです。
加入したシーズンは、メッシやグリーズマン、ブスケッツ選手とのコンビネーションが上手くはまり、リーグ戦やCLで初得点を決めるなど、チーム最年少とは思えない活躍をしましたが、17歳というまだ体が出来上がってない時期に、たくさんの試合に出ることになり、翌年の2021ー2022シーズンは、怪我やコンディション不良で出場機会は減りました。
ですが、出た試合では輝きを放っていました。
2022ー2023シーズンからは、本人からも後継者と呼ばれている元スペイン代表で現在Jリーグヴィッセル神戸に所属しているアンドレイ・イニエスタ選手がバルセロナ時代につけていた背番号8を付けてプレーすることになり、これからの活躍が期待される選手です。
スペイン代表(2021→2021EURO2020→2022カタールワールドカップ):20番→26番→10番
2021年3月、ワールドカップ2022欧州予選のギリシャ戦で、スペイン史上6番目の18歳120日という若さで代表デビューを果たしたペドリ選手は、同年に行われたEURO2020で、全試合にスタメンとして出場し、パス成功率1位を記録するなどの活躍をみせ、大会ベストイレブンと若手最優秀選手に選ばれました。
スペイン代表での定位置も確保したペドリ選手は、もうすぐ開幕するカタールワールドカップ2022のスペイン代表にも選ばれており、19歳という若さで背番号10番をつけてプレーするようです。
ぺドリの成績
ぺドリ選手は所属クラブや代表で、どのような成績をおさめているのでしょうか?
所属クラブでの成績(ラス・パルマス~バルセロナ)
所属クラブ | シーズン | ディビジョン | 出場 | 得点 |
ラス・パルマス | 2019-2020 | 2部 | 37 | 4 |
バルセロナ | 2020ー2021 | 1部 | 52 | 4 |
バルセロナ | 2021ー2022 | 1部 | 22 | 5 |
バルセロナ | 2022-2023 | 1部 | 18 | 2 |
通算 | 129 | 15 |
スペイン代表
国 | シーズン | 出場 | 得点 |
スペイン | 2021 | 10 | 0 |
スペイン | 2022 | 2 | 0 |
通算 | 12 | 0 |
このようにクラブでも代表でも欠かすことのできない選手として、怪我やコンディション不良が無い限りは、コンスタントに試合で使われているのがわかります。19歳という若さで、名門クラブやワールドカップで優勝している国の代表の定位置を確保するというのは、すごい事ですね。
ぺドリのプレースタイル
ぺドリ選手はMFの選手です。主にシャドーと言われる前線でのポジションでの出場が多いですぺドリ選手のプレースタイルは、どのような感じなのか調べてみました。
足元に吸い付いているかのような巧みなドリブル
ぺドリ選手を表現するうえで欠かせないのが、足元の技術の高さと足にボールが吸い付いているかのようなドリブルです。儀重津の高さと相成ってドリブルも巧いので、ぺドリ選手がキープしているボールを奪取するのは、非常に難しいと思います。
精度の高いパス
EURO2020では、パス成功率1位を記録する等、精度の高いパスも魅力の一つです。
上述のボールキープで相手を引き付けてからのスペースへのラストパスは相手チームの脅威となると思います。
また、プレー中、360度周りが見えているのではないかという視野の広さも特徴で、パス成功率が高いのには、こういった能力が活かされているでしょう。
献身的な守備
攻撃的なポジションの選手の中には、守備が苦手な選手も多いですが、ぺドリ選手は、献身的な守備も持ち味の1つです。
現代サッカーの戦術において、前線からの守備というのが最も求められてきている中で、前線からのプレスだけではなく、視野の広さを活かして、危険なスペースを察知し、そのスペースを埋めるなど、チームのピンチを未然に防ぐ役割もこなしています。
ぺドリの年俸はいくら?
現在、バルセロナで活躍しているぺドリ選手は、年俸をどれくらいもらっているのか?また、ラス・パルマス時代はいくらぐらいだったのかを調べてみました。
・ラス・パルマス:不明
・バルセロナ(2020):約3800万円(推定)
・バルセロナ(2021):約2億7000万円(推定)
・バルセロナ(2022):約2億6000万円(推定)
・バルセロナ(2023):約12億9000万円(推定)
このように、ぺドリ選手の活躍に合わせて、年俸も右肩上がりに上がっています。ただ、バルセロナは深刻な財政難に陥っているため、これ以上の大幅な増額は見込めなさそうです。
バルセロナはこの若き天才を囲い込むために超高額な違約金を設定しているため、メガクラブであっても引き抜きは難しいと思います。
まとめ
ここまで、スペイン代表の若き天才プレイヤー、ぺドリ選手についてまとめて来ました。弱冠16歳という若さで、2部リーグながらプロデビューを果たし、その才能が認められ、名門バルセロナへ17歳でステップアップを果たす等、その才能と能力は世界でも有数の選手でしょう。
現在、19歳のぺドリ選手ですが、まだまだ若いので、今回のカタールワールドカップはもちろん、この先10年以上はスペイン代表を主力として支えていく選手になっていきそうです。





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